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【書評】「ニュースで学べない日本経済(著者:大前研一)」を読んで経済通になろう!!

近年の日本経済は失われし20年と呼ばれており,このままいけば「失われし30年」という事態にさえ陥るのではないかと言われております。

よくテレビのニュースでアベノミクス等の明るい話題も放送されておりますが,私たちの実生活に反映されいるのかいまいち実感が湧かない方も多いのではないでしょうか。

今回は,ニュースで語られることのない日本経済に関する情報を記した「ニュースで学べない日本経済」をレビューさせていただきます。著者はかの有名な大前研一氏。天才が語る日本経済とはどのようなものでしょうか。

意外に読みやすい解説本。

意外といったら失礼にあたるかもしれませんが,大前氏の考え方の軸がしっかりしており一気通貫で読める内容となっております。特に東京オリンピック,アベノミクス,海外への投資問題などの切り口が経済の素人にもわかりやすく説明されているので,この手の本でありがちな小難しくて読むこと自体ストレスを感じることはありませんでした。

269ページという少し長めの内容となっておりますので,章単位で感想を述べさせていただきたく考えております。

書籍のレビュー

第1章 世界と日本経済の「3大リスク」

大前氏は現状のリスクを「中国経済の減速」「アメリカの利上げ」「地政学リスク」の3点で定義しております。

中国経済の減速については,中国内部の開発が終わり,また人口ボーナスも近年で終了してしまうことから経済成長が鈍化するとのことを記載しております。AIIBについても否定的です。

アメリカの利上げについては,世界的な低金利の中でアメリカが利上げをするとなると世界中のお金の流入を許してしまうことに繋がり,アメリカの一人勝ちを許してしまうことを懸念しております。また,話の延長でオリンピック景気が幻想であることにも触れており,この章で一番の見どこととなっております

地政学リスクについては,難民問題等のヨーロッパ経済を中心とした問題として記載しております。テロにより各国の経済が悪化しており,日本も他人事ではないように感じております。もし,新宿駅で爆破が起こってしまったら・・・日本経済が一発で悪化すると予測されます。

第2章 好調経済国家・地域に注目せよ

人口ボーナスになる国に投資をするよう呼び掛けています。これから労働人口が増加する国は必然的に経済が伸びると言われており,そのセオリーにのることを説いております。

特に注目なのはフィリピンメキシコ。フィリピンは東南アジアの国で今後有望な国として知られておりますが,メキシコを推薦されていたのが意外でした。実はメキシコの北の州は自動車産業が盛んであり,人口も1億2千万円でGDPも2万ドルを超える隠れた優良国家であるそうです。

第3章 染色体が異なる21世紀の企業たち

Uber,Airbnbについて触れております。これらの企業は「ユニコーン(一角獣)企業」と呼ばれており,未上場でありますが投資家たちから高い評価を受けている企業を指します。

これらの企業の高評価の要因は空き時間,空き家等の今は使われていないものを有効活用することをビジネスにしたことです。インターネット上で空いているものと,それを必要とする人を繋ぎアービトラージで利益を得ること,所謂「アイドルエコノミー」というものです。大前氏はアイドルエコノミーが既存の業界秩序を破壊することを予知しており,今後も伸び続けることを予測しております。

第4章 日本経済「低欲望社会」をどう生きるのか?

いよいよ日本経済の核心に迫ってきました。

ノーベル賞経済学者であり,日本経済のアドバイザーであるポール・クルーグマン氏がこれ以上日本経済の手の施しようがないという敗北宣言をしたとのことです。日銀が資金を市場に供給してゼロ金利政策でお金を借りやすい状況を作ったのに,一向に需要が発生しないとは思わなかった・・・今までの常識が通用しないということを述べています。

現状,日本国民は日本政府を信用しておらず,社会保障が途中で打ち切られるものと思い込んでいます。また,自分の子供も面倒を見てくれないものと思い込み,ひたすらにお金を貯め込み老後に備え死ぬ直前で一番金持ちになります。つまり,お金の使う先がないことを意味し,ジリ貧になっていくと述べております。

もう詰みという状況のように思いますが,そこは大前氏。海外からの旅行客の動向に着目して現状を打破する方法を記載しております。

第5章 迫りくる危機にどう立ち向かうのか?

結論としては,地方が政府に頼らずセルフブランディングをすること,企業が全世界から優秀な人材をヘッドハンティングすること,若者が好きな場所で好きな仕事をすること,自分の頭で考え行動することが解決策であるとしております。

実は上記の解決策は,お金のExpo2017で大前氏が講談された際に述べられていたことと同様であります。特に大前氏が強調していたのが「ライフプランニング」を持つことです。人生はやりたいことをするためにある。給与の税金も相続税も国が55%も持って行ってしまう。だからこそ,本当に自分のやりたいことを見つけて行動していくことが幸せにつながるのではないか。死ぬときは貯金ゼロでよい。とても思いやりがこめられた言葉ではないでしょうか。

まとめ

日本経済を切りつくとして,今後の生き方を諭していただけるとは思いませんでした。

ニュースでは国や放送局の思惑により偏った放送がされうるこの時代。やはり,自分の考えをしっかりもち行動していくことが重要であることをあらためて思い知らされました。

大前氏の別の書籍も読んでいこうと思います。今回はこの辺で。

あなたの資産形成が上手くいくよう心よりお祈りいたします。
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